2013年11月20日 « トップへ » 2016年9月12日

2015年6月26日

インプラントをより安全に行うためのコンピューターガイドとは

サージカルガイド当院では、コンピューターガイドを使ったインプラント手術を行っています。コンピューターガイドとは、インプラント手術時に使用する、術前のシミュレーション通りにインプラントを埋入するための補助装置です。これを使うことで、インプラント手術の安全性が高まり、誤差のない埋入が可能となります。

手術前にお口の中をCTで撮影し、そのデータを専用の解析ソフトで三次元化します。そしてインプラント埋入位置を十分にシミュレーションした上で決定します。モニター上にはお口の中の状態が立体的に再現されて、骨の厚さや位置関係を把握でき、インプラントを埋入する位置や角度を正確に割り出すことができます。

サージカルガイド/コンピュータガイドを使ったインプラント手術のメリット

サージカルガイド/コンピュータガイドに沿って手術を行うことで、インプラント埋入の位置や角度、埋入深度をシミュレーション通りコントロールすることができ、手術中の危険性を確実に低減できます。

下顎骨の中にある神経を確実に避けてインプラント手術が行えるサージカルガイド
CT撮影は三次元で撮影するため、平面のエックス線写真ではわからない、顎骨の中にある神経や血管まで立体的に把握できます。


最終的な歯がキレイ見える位置に埋入できるサージカルガイド
サージカルガイド/コンピュータガイドの特徴は、術前のシミュレーションを正確に再現出来ることにあります。当院が使用しているシミュレーションソフトでは、インプラントの埋入位置だけでなく、最終的なかぶせものの形もシミュレーションすることができます。

前歯など、特に見た目が重要な部分では、歯の形が一番美しく見える位置にインプラントを埋入することが求められます。サージカルガイド/コンピュータガイドを使用することで、インプラントをその位置に埋入することができます。その結果自然な歯の状態に近づけることができます。

日本口腔インプラント学会でもコンピューターガイドを推奨

サージカルガイド手術は、ドクターの経験や勘に頼る部分が大きいのですが、コンピューターガイドを使うことでそのリスクを低減させることができます。

日本口腔インプラント学会は、厚生労働省の要望を受けて、インプラント治療のガイドラインの中に、コンピュータガイドの使用を盛り込んでいます。

コンピュータガイドを使うことが万全ということではなく、綿密な治療計画をたてることが最も重要で、コンピュータガイドはあくまでもそれを補助する装置という位置付けです。

インプラント治療を考える際にはそのメリット、リスクについて、十分に歯科医師から説明を受け、ご自身が納得してから治療を開始することが望まれます。

コンピューターガイドを使って大きく歯ぐきを切開しない手術も可能

サージカルガイドコンピューターガイドを使う手術では、インプラント埋入位置のコントロールが肉眼で確認せずとも手術前のシミュレーション通りにできるため、ケースによっては歯ぐきを切開しない手術も可能となります。

より安全で低侵襲な手術をご希望の患者さんのために、インプラント手術のひとつの方法として、コンピューターガイドを使った治療のご提案もするようにしています。

シロナ社のCTと専用のサージカルガイドソフトを使用

サージカルガイド当院では、ドイツのシロナ(sirona)社製の歯科用CT(CBCT)と、専用のコンピューターガイドソフトでシミュレーションをし、サージカルガイド/コンピューターガイドを製作しています。

シロナ社のCTデータと専用のコンピューターガイドソフトを連動させると、三次元的で精密な診断ができ、正確な埋入位置を決定することができます。そのデータを利用することにで、より精度の高いサージカルガイドが製作可能です。

ストローマンまた、シロナ社以外にも、インプラント世界シェアトップクラスのメーカーであるストローマン社のガイデッドサージェリー「ストローマンガイド・システム」も導入しており、より幅広い症例への対応も可能になっています。

サージカルガイド/コンピューターガイド製作の流れ
Step1.マウスピースの製作サージカルガイド製作の流れ
サージカルガイドを作るために必要な、その患者さん専用のマウスピース(ラジオグラフィックガイドといいます)を製作します。

次へ
Step2.CT撮影サージカルガイド/コンピューターガイド製作の流れ
完成したラジオグラフィックガイドを装着して、CT撮影を行います。

次へ
Step3.治療計画とサージカルガイド/コンピューターガイドの製作サージカルガイド/コンピューターガイド製作の流れ
そのCTデータをもとに専用ソフトでシミュレーションを行い、綿密な治療計画を設計します。同時に、インプラントの正確な位置を決定して、サージカルガイドを製作します。当院では、複数の(現在、5種類)のサージカルガイド/コンピューターガイドが作製可能です。症例に応じてその状態に最も適したサージカルガイドを選択します。そのうちの一つは専用ソフトで設計したデータをシロナ社のCAD/CAMシステム「セレック」と連動させて製作し自院で完結するタイプのものもあります。

次へ
Step4.インプラント手術サージカルガイド/コンピュータガイド製作の流れ
サージカルガイドを装着して、インプラント手術を行います。

長持ちする最新のセラミック治療『セレック』

セレック『以前から銀歯が気になっていたので白い歯に変えたい』と考えている患者さんは多くいらっしゃいます。ただ、一歩が踏み出せないのは幾つかの不安要素があるようです。そのひとつが装着したものの寿命です。

例えば前歯の治療。現在、白い歯にする治療は保険適用でも行えますが、材料や治療方法などでさまざまな制約があります。保険でもしっかり作れば再度虫歯にはなりにくいものの、変色が起きやすかったり、セレックの治療に比べると明らかに虫歯の再発率が上がります。

最先端技術を取り入れたセレック治療は、従来の治療では成し得なかった「長持ち」と「美しさ」の両立を実現する治療です。

セレックシステムは最先端のデジタル歯科

セレックシステムセレック治療で使う白い歯は、最先端のセレックシステム(CEramic REConstruction)を使って製作します。

セレックシステムとは、つめものやかぶせもの(修復物)を製作する装置で、コンピュータ制御により、修復物の設計から製作までをオートメーションで行うCAD/CAMシステムです。

従来の方法と違い、セレックでは歯形と印象材をしての歯形採りをする必要がありません。歯科専用の3D光学スキャナーを使って患部をスキャニングしてモニター上に写し出し、専用ソフトを使って修復物の設計を行います。そのデータをセレックに転送すると、ミリシングマシン(専用の機械)がセラミックブロックを削り、修復物を製作します。設計から削り出しまでの一連の流れをオートメーション化しているので、製作にかかる時間を大幅に短縮でき、短時間でセラミックの白い歯が完成します。

なぜデジタル歯科が良いのか?

近年、歯科医療でもデジタル化が進み、CAD/CAMシステムを導入する歯科医院が増えてきました。セレックを使った治療には、たくさんのメリットがあります。最大のメリットは「長持ちする」こと。手作業がなく、設計から削り出しまでをコンピュータで制御するので、スピーディな処理ができ、完成度の高い修復物に仕上がります。

セレック治療のメリット
●虫歯が再発する恐れが少ないセレック治療のメリット
コンピュータ制御により、緻密な設計と誤差の少ない削り出しができます。修復物の完成度は高く、歯にぴったりと納まります。

修復物はセメントで合着(接着)します。セメントの層が必要になります。健康保険治療の場合そのセメント層の調整は手作業で行われます。一方セレックはコンピュータによりセメント層を計算しミリングマシンという機械で削り出すため均一なセメント層を作ることができます。

また、健康保険で使用しているセメントはその隙間を埋める役割も果たします。しかしセメントは水(唾液)に弱いため、時間とともに溶けて隙間ができ、隙間があるとそこから細菌が侵入して虫歯が再発しやすくなります。

セレックで製作したつめものの場合は削った溝にぴったりと隙間なく収まります。そうすることで細菌が侵入できなくなり、虫歯の再感染リスクを軽減することができまるのです。

●高品質の素材で破損しにくいセレック治療のメリット
セレックで使用する素材はセラミック製のブロック。高品質のセラミックを規格化しているので、品質が安定しています。手作業で白い歯を作った場合は、どうしても出来上がった修復物にムラが出来てしまい、強度的に安定しないことがあります。

セレックシステムを使ったセラミックで修復物を作った場合には、従来のセラミックの審美性をそのまま持ち、さらに耐久性に優れ、噛み合ったときの力にも十分耐えられるので、修復物も破損しにくく、長持ちします。

セレック治療の基本は治療技術

セレック治療虫歯治療をしても、つめものやかぶせものが外れたり破折したりすることがあります。こうしたことは、セレック治療のあとにも見られるトラブルです。

修復物を破折させないために一番重要なことは、詰め物を装着するときに行う噛み合わせの調整です。セレック治療は美しくて長持ちする質の高い治療ですが、治療の基本は一般的な歯科治療と同じです。噛み合わせの調整などをしっかり行わないと、あとから破損などのトラブルが起きて、長く持ちません。

セレックは、人の手を使わずに、簡単に良質な修復物を製作できる画期的なシステムです。たくさんのメリットがありますが、それを十分に生かした治療をするには、長持ちさせる治療のテクニックが必要です。

歯科医師のテクニックを見極めることは難しいと思いますので、説明をしっかり受け、十分に検討した上で治療を選択してください。

セレック治療の流れ(ほとんどが1回の治療で完結します)

Step1.口腔内カメラでの型採りセレック治療の流れ
お口の中に3D光学スキャナーを入れて患部をスキャニングし、型採りを行います。カメラで写すだけなので、熱さや傷み、違和感などがまったくなく、数分で終わります。

次へ
Step2.修復物の設計セレック治療の流れ
スキャニングした画像をコンピュータに取り込み、専用ソフトを使って修復物を設計します。

次へ
Step3.修復物の削り出しセレック治療の流れ
設計データを専用のミリシングマシーンに転送し、セラミックブロックを自動的に削り出して修復物を製作します。

次へ
Step4.お口の中にセットセレック治療の流れ
完成した修復物をお口の中に装着し、嚙み合わせの調整をして終わりです。


2013年11月20日 « トップへ » 2016年9月12日


コールバック予約